病院薬剤師 お勉強の日々

3年目の病院薬剤師の奮闘記です。勉強・読書・気になるニュースなどを紹介していきたいと思っています。

スポーツファーマシスト活躍の場

こんにちは。しがない薬剤師です。

目指せ!がんばれ!スポーツファーマシスト 

この度,スポーツファーマシストに関する勉強会に参加する機会がありました。

そこで学んだこと・いろいろ調べたことについての報告です。

 

 スポーツファーマシストとは

公認スポーツファーマシスト ~スポーツの価値を護るアンチ・ドーピング活動~

◇公益財団法人主催 日本アンチ・ドーピング機構(JADA)が主催で2009年より開始 されている制度です

◇主な活動内容は

・医薬品の適正使用とアンチ・ドーピングに関する情報提供

・学校教育の現場におけるアンチ・ドーピング情報を介した医薬品の使用に関する情報提供

・地域におけるスポーツファーマシストの存在とアンチ・ドーピング活動の周知

・国民体育大会に向けての都道府県選手団への情報提供・啓発活動  

◇取得人数は2018年4月の段階でまだ8,711名しかいないみたいです。

(ちなみに全国で薬剤師は約29万人,薬局や病院で働いているのが約22万人)

 

 学生たちを支援する

勉強会で印象的だった内容ですが。

 

企業のスポーツチーム,スポンサーのついている選手,プロのスポーツチーム(野球やサッカー等々)には当然ながら,

食事やプロテインの提供から,チームドクターや様々な専門スタッフ等のドーピングを防止するサポートは万全で,基本的にドーピング違反は起こりにくい状況になっています。

問題なのは高校生や大学生。国体・インターハイ・インカレに参加するような選手たち。

大きなサポートを受けられない状況で,時間も金銭的にもあまり余裕はないでしょう。

そんななか,病院に行く暇もない時の風邪薬や,身体づくりのためにサプリ。

これらを簡単に安くインターネット等で購入できる時代です。

彼らが,商品含有成分をきっちりと把握して,「よし,これはドーピング違反にはならないな」と思って購入しているでしょうか。

ネットの口コミで「これ飲んでてもドーピング違反にならなかったよ」の一文を信じて購入しているのが現実です

薬剤の成分までは詳しい知識のないコーチ・トレーナーに相談しているのが現実です。

将来有望な学生たちを,大きなサポートの受けられない彼らを

助けてあげるのがスポーツファーマシストの活躍の場ではないでしょうか。

確かに,全国のスポーツファーマシストを検索することができ,自分の家の近くのスポーツファーマシストを見つけて相談できる仕組みとなっています。

がしかし,それを知っているのでしょうか。現に私も,勉強会で知りました。

知らないのが悪いといえばそこまでですが,知っていただく機会を薬剤師は作らなければいけません。

学生というブルーオーシャンを開拓していきましょう。

 

 資格取得するためには

2020年には東京オリンピックが開催されます。

スポーツファーマシストという新たな薬剤師の活躍の場も話題になっています。

参加した勉強会でも,薬剤師会HP等々でも

「薬剤師のみなさん,スポーツファーマシストになりませんか」

と大きく宣伝されています。人数が足りてないみたいですね。

 

ということで,資格取得したい!と思って調べてみました。

 がしかし,,,

 

2018年度公認スポーツファーマシスト認定プログラム受講募集受付は、終了いたしました。

 2019年度の募集は、2019年3月中旬に告知の予定です。

お申込みお待ちしております。

 

との記載がありました。。。。

もう今年度は取れないみたいです。

1年に1回しか募集がないようです。

4月 受講者募集→6月 基礎講習→12月 実務講習&試験

これらをクリアして次の4月に認定という流れのようです。

ということは,私が資格取得するには2019年4月に申し込み,2020年取得(最短でいけば)

東京オリンピックに間に合う!!目指そうかな。

 

病院薬剤師はどうやってスポーツファーマシストとして活躍すればいいのだろうと考えさせられました。

まだ思いついてはいませんが。