病院薬剤師 お勉強の日々

3年目の病院薬剤師の奮闘記です。勉強・読書・気になるニュースなどを紹介していきたいと思っています。

研修認定薬剤師になりました

こんにちは。しがない薬剤師です。

研修認定薬剤師

今月になって,やっと「研修認定薬剤師」の認定証が届きました。

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これだけ勉強勉強言ってるのに,

最近,研修認定薬剤師になかったのかよ,とは言わないで。

 

そもそも研修認定薬剤師制度とは?

「公益財団法人日本薬剤師研修センター」が発足させた認定制度です。

以下は公式HPより引用です。

日本薬剤師研修センター 

認定薬剤師とは、研修認定薬剤師制度のもと、倫理、基礎薬学、医療薬学、衛生薬学及び薬事関連法規・制度など、良質の薬剤師業務を遂行するために、自己研鑽した成果について、一定期間内(新規4年以内、更新3年毎)に所定の単位を取得したと申請した後、認定された薬剤師です。

認定されたことにより、他の医療従事者や患者様からの信頼を高め、常に時代に即した薬学的ケアを行える薬剤師であることを示すことができます。

また、この認定は、免許の更新と同じ効果を期待するものでもあります。

勉強会や,学会への参加,e-ラーニングを活用することで,

獲得できる研修シールを集めて申請を行うことで「研修認定薬剤師」となることができます。

新規申請では,最初にシールを獲得した日から4年間で40点分のシールを集める必要があります。

その後,3年ごとに30点で更新可能となっています。

薬局薬剤師の方は今話題の「かかりつけ薬剤師」になるための条件の一つともなっているようです。

 

私の研修認定薬剤師となるまでの道のり

大学卒業式の日に緑色の薬剤師研修手帳は配布されました。

病院薬剤師1年目の時。

日々の業務についていくのに一生懸命で。

業務中に出てくる大量のわからないことを復習して終わりでした。

全然,勉強会に行く,心も体も余裕がありませんでした,という言い訳。

2年目から,これではいかん!と思い,勉強会に行くようになりました。

そして,3年目の7月中旬に合計40点に達しました。

1年半足らずで40点獲得できました。

勉強会・学会参加のみ。

やり方がわからず,e-ラーニングは行っておりません。

 けっこう忙しかったように思います。

ただ,勉強会・学会に参加するのは楽しかったです。

 

そしてこの度申請して,認定証が届いたという状況です。

 

2年目からがんばって勉強会に行き始め,シールをためて

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(記載欄がせますぎて大変)

40点集まったら新規申請方法に従って必要書類を郵送しました。

研修認定薬剤師の新規申請

この時,研修手帳も同封して郵送します。

40点たまる頃には愛着がわいてきて,

もう返ってこなかったらどうしようと思いましたが,

後日無事に返ってきますので心配無用です。

 

最初に,認定完了のはがきが届いて,

後日,証書が届いてくるというながれでした。

HPではまだ自分の名前はのっておりませんが,いずれのせてもらえるんだろうとワクワクしています。

 

 

よっしゃこれから

「研修認定薬剤師」が他の認定薬剤師になるための条件となる場合があるので,

まずは第一ステップとしてGETしました。

よっしゃ次は大好きな感染領域,「感染制御認定薬剤師」目指すか!と

思って公式HP見たら

https://www.jshp.or.jp/senmon/senmon2.html

申請資格の(4)におそろしい内容が。

(4)日病薬病院薬学認定薬剤師であること

※平成33年度までに認定申請するものにあっては(4)は従前の認定申請資格(日本病院薬剤師会生涯研修履修認定薬剤師、薬剤師認定制度認証機構により認証された生涯研修認定制度、日本臨床薬理学会認定薬剤師)で差し支えない。

 

つまり。平成33年度までに申請しなかったら,研修認定薬剤師になった意味なくない??それは厳しいのだが。

 

後輩には,ちゃんと一つ次のステップの,目指したい認定を考えてから単位を選ぶべきだと教えてあげよう。泣

 

おわりに

感染制御認定薬剤師は上記のような申請資格となっていましたが,

調べてみたところ,他の認定では「研修認定薬剤師」で問題ないところが多いようです。

みなさん注意してくださいね。

 

薬剤師免許は更新制ではありません。免許取得後,必死に勉強している人も,まったく何もしてない人も,はたから見れば同じ薬剤師です。

その中で差別化するためにも一つの方法として研修認定薬剤師制度があるのだと思います。

この資格を取ることがゴールではなく今後もがんばっていきたいと思います。