病院薬剤師 お勉強の日々

3年目の病院薬剤師の奮闘記です。勉強・読書・気になるニュースなどを紹介していきたいと思っています。

病院薬剤師にオススメ勉強本:薬剤師レジデントマニュアル・薬剤師レジデントの鉄則

こんにちは。しがない薬剤師です。

 

病院薬剤師の勉強方法といえば,

同期や先輩から聞く・勉強会に行く・インターネットで調べる・本を読む…..

などなど,いろいろな方法があるとは思います。

全ての方法で学んだことを,みなさんと共有できたらと考えております!

そんな中で今回はこちら

 

病院薬剤師にオススメ勉強本の紹介

ではさっそく

薬剤師レジデントマニュアル

薬剤師レジデントの鉄則

(定番過ぎてすみません。初めての本の紹介なので。。。)  

薬剤師レジデントマニュアル 第2版

薬剤師レジデントマニュアル 第2版

 

  

薬剤師レジデントの鉄則

薬剤師レジデントの鉄則

 

 こんな方にオススメ

  • 私のような病院薬剤師1~3年目のあなた
  • 薬剤師経験はあっても病院薬剤師に初挑戦のあなた
  • いざ勉強を始めようと思ったけど,何から手をつければいいのか・どんな本を買えばいいのか悩んでるあなた
  • 日々の業務での疑問点を解決するような勉強をするだけでいいのか?と悩んだあなた
  • まさに向上心が出てきたあなた

 

私自身も,

何から勉強すればいいかわからなかったときに。

新しく自分で課題を見つけて勉強していこうと思ったときに。

まずは網羅的な内容の本をと思って,最初に購入した勉強本でした。

 

 どんな本

どちらも「調剤」,「注射」,「薬物療法を理解するための基礎知識」といった一般的な分野から,各診療科「呼吸器疾患」・「神経疾患」や「眼科疾患」・「緩和」と広範囲な分野の基礎知識が身につけられる本です。

各分野・診療科における一般的な疾患とそれに関連する薬物療法について記載されています。

何よりも内容がエビデンスに基づいています。

ほぼ全ての内容についてが,ガイドランや論文,有名な書籍と引用元がしっかり明記されていることが,この本のオススメポイントです。

あまり知識のなかったとき,ガイドラインの存在もよくわかってなかった自分にはとても助かりました。

さらに興味を持てば,記載されている,ガイドラインを読む・書籍を購入することでさらに勉強することもできました。

これらの本の内容とガイドラインの内容を頭に入れておけば,目の前の患者がどういった理由で,どういった流れで治療されているのかが理解しやすくなりました。

 

簡単な比較として

「薬剤師レジデントマニュアル」の方が情報量が多いです。

各疾患の疫学・病態から記載されています。

意外と役に立つ,巻末付録資料があります。

(これまでに出されたイエローレター・ブルーレターのリストや腎機能低下時に注意すべき薬剤とその投与量リストなどなど)

ネットによく書いてあるウリはポケットサイズだということです。

(本当にポケットに入れて持ち歩いている薬剤師なんているのかな)

「薬剤師レジデントの鉄則」は薬剤師レジデントマニュアルで取り上げられている内容から特に重要な点にしぼって掘り下げた内容になっています。

Q&A方式で書かれています。また,ここだけは押さえよう「鉄則」ポイントが記載されており,レジデントマニュアルと比べると読みやすい印象です。

ポケットには絶対に入りません。(B5サイズ)

どちらかとはいわず,2冊両方が絶対にオススメです。

 

 

ある程度の業務になれた後に感じるのは,自分の病院で扱われる処方箋・診療科の知識は一般的なものなのか。

そしてその知識しか身についていない,知識が偏っているのではといった悩み。

そんな時にこの2冊の本が非常に役に立ちました。

全分野を広く学んで興味のもった分野について追加で勉強して掘り下げていけばいいと思います。

各診療科で約束のように処方されていた薬剤たちの謎が少しでもとけるかもしれません。

自分の得意・不得意な分野の把握にもつながります。

勉強会も基礎知識だけでも持っていれば,話を聞いたときの理解度がかなり変わってきます。

 

おわりに

読めば読むほどレジデント制度の導入されている病院で働いてみたかったなと感じました。

私の住処の近くでは,残念ながらレジデントがある病院はありませんでした。

レジデントで学んだ3年目薬剤師と,今の自分。

どれほどの知識の差がつけられているのだろうと考えるだけでふるえます。

そのため勉強の日々ですね。

 

「薬剤師レジデントマニュアル」「薬剤師レジデントの鉄則」

どちらもオススメの書籍です。つたない書籍紹介ですみません。少しでも勉強書籍選びの参考になればと思います。